受講者募集中
事前募集期間2026年7月15日 21:00 まで
授業回数6 回
現在の申込数2名(最低開講人数: 2)
※ 事前募集期間中にお申し込み数が最低開講人数に達しなかった場合は不開講となります。
内容紹介
英語版Wikipediaは単なる百科事典ではなく、学術用語の定義、研究史、理論間の関係などが体系的に整理されているため、心理学の全体像を把握するための優れた入口でもある。本講座では、こうした英語資料を読み進めながら、心理学そのものへの理解を深めると同時に、専門的な英文を読み解く楽しさも体験していただきたい。
授業では、英語版Wikipediaの「Psychology」をはじめ、認知心理学、発達心理学、人格心理学、社会心理学などを取り上げる。また、必要に応じて Encyclopedia Britannica や American Psychological Association Dictionary of Psychology などの英語事典も参照しながら解説し、心理学の専門用語や理論の理解を深めていく。
受講者には事前に指定された英文資料に目を通していただき、授業では受講者同士で訳出や要約を行いながら、語彙・文法・心理学的背景について確認していく。授業は一方向的な解説ではなく、輪読とディスカッションを中心とした演習形式で進める。英語力を競う場ではなく、「心理学の英語文献を自力で読めるようになること」を目標とするため、英文読解に不安のある方も歓迎する。
心理学は1879年、ヴィルヘルム・ヴント(Wilhelm Wundt)がドイツのライプチヒ大学に心理学実験室を設立したことによって、独立した学問として歩み始めた。その歴史は比較的新しい。しかし現在では、人間の知覚・記憶・学習・感情・人格・対人関係・精神的健康など、私たちの生活に深く関わる幅広いテーマを扱う学問へと発展している。
現代心理学の研究成果の多くは英語で発信されており、日本語の教科書で学ぶ概念の多くも英語圏で蓄積された研究に基づいている。そのため、英語で心理学を学ぶことは、単に語学力を身につけるだけでなく、学問がどのような言葉で記述され、どのような考え方によって組み立てられているのかを直接理解することにつながる。
この授業は6回を予定している。開講時間に、質疑応答の時間を含む。講義中に理解確認のため発言を求める場合もあるが、聴講のみの参加も歓迎である。時には開講時間を超えることもあるので、ご承知おき願いたい。取り上げる内容は、以下のとおりである。
各回内容
第1回 心理学とは何か——History of Psychology読解テーマ: 英語版Wikipedia「Psychology」内「Etymology and definitions」および「History of psychology」の導入部分を読む。心理学が哲学から独立し、実験科学へと発展していく流れを理解する。
扱うキーワード(英語): mind / behavior / consciousness / experimental psychology / introspection / laboratory
学ぶ内容:心理学の定義を英語で読む、なぜ心理学は「science」と呼ばれるのか、Wilhelm Wundt と実験心理学の成立
アフタートーク(10〜20分程度): 英語を「読む力」と「話す力」は本当に同じなのか? 担当者の英語学習経験と、音声偏重学習の長所・限界。
第2回 心理学の主要理論——Major Schools of Thought
読解テーマ:英語版Wikipedia「Psychology」内「Major schools of thought」を読み、心理学の主要理論を比較する。行動主義・認知心理学・精神分析・人間性心理学などを概観する。
扱うキーワード(英語): behaviorism / cognition / psychoanalysis / reinforcement / unconscious / learning
学ぶ内容:「心理学者によって人間観が違う」ことを理解する。英語の専門用語を文脈から読む方法。理論間比較の英語表現
アフタートーク: ジョブズの “Stay hungry, stay foolish.” を題材に、英語の名演説を「読む」ときのコツ。音読と読解の違い。
第3回 認知心理学——Cognition and Thinking
読解テーマ:英語版Wikipedia 「Psychology」内「Cognition」および英語版Wikipedia 「Cognitive psychology」などの項目を読む。記憶・注意・思考・認知バイアスなど、人がどのように情報処理するかを学ぶ。
扱うキーワード(英語): memory / attention / perception / cognition / bias / information processing
学ぶ内容:心はどのように世界を理解するのか、認知心理学の英語文献の特徴、abstract noun(抽象名詞)の読み方
アフタートーク: 英語発音の基礎(母音・Reductionなど)。ただし「話せる英語」より「読める英語」を優先する理由。
第4回 発達・人格心理学——Development and Personality
読解テーマ: 発達心理学・人格心理学関連項目を読む。人はどのように成長し、性格が形成されるのかを英語で理解する。
扱うキーワード(英語): development / personality / identity / motivation / adolescence / trait
学ぶ内容:発達段階を説明する英語、人格を説明する英語、心理学英語に頻出する定義文の読み方
アフタートーク: アメリカ英語とイギリス英語の差異(発音・綴り・語彙)
第5回 社会・臨床心理学——Social Psychology and Mental Health
読解テーマ: 社会心理学・異常心理学・心理療法に関する項目を読む。対人関係、偏見、ストレス、メンタルヘルスなどを扱う。
扱うキーワード(英語): social cognition / behavior / prejudice / therapy / stress / mental health
学ぶ内容:「個人」と「社会」の関係を英語で読む、心理学英語の説明構造を理解する、APA辞典との比較読解
アフタートーク:「英語が話せる」とは何か? 英会話能力と学術英文読解能力の違い
第6回 心理学英語を自分で読む——From Curiosity to Independent Reading
読解テーマ: 受講者が関心のある心理学用語を持ち寄り、英語版Wikipedia・APA辞典・Britannicaを比較しながら読む。
扱うキーワード(英語): 受講者希望語彙(例:attachment / trauma / motivation / personality / cognition など)
学ぶ内容:自力で心理学英語を読む方法、Wikipediaと事典の比較読解、英語文献の信頼性と使い方
アフタートーク: 和製英語・誤解しやすい心理学英語まとめ。
担当者自身の外国語学習経験や異文化コミュニケーションに関する話題にも適宜触れながら、「英語を話せること」と「英語の文献を読めること」の違いについても考えていく。心理学を学びたい方はもちろん、英語で知的な内容を読めるようになりたい方、大学レベルの英文読解に挑戦してみたい方にも参加していただける講座である。詳細な進め方については、受講者の皆さまとその都度相談していきたいと考えている。
※第1回講義の事前に、英語版Wikipedia「Psychology」の「Etymology and definitions」および「History of psychology」に目を通し、わからない単語を調べ、おおよその文意を取れる程度に読み込んでおいてください。以降の講義の予習内容は改めて講義中に指示します。
※受講者はアーカイブ(録画)の視聴が可能です。リアルタイムで授業に参加できない場合も見逃しなく受講できます。
※途中参加の場合も、全授業のアーカイブ動画をご覧いただけます。
※アーカイブ動画は、最低1年間視聴可能です。
◆受講の流れ◆
1. お申し込み↓
2. 開講&受講の決定
↓
3. リアルタイムで授業に参加/アーカイブを見る/クラスルームから資料にアクセス
◦リアルタイム授業への参加URLは、受講決定時に自動送信されるメールに記載されている他、クラスルーム(下記)、マイページ内「ダッシュボード」からもご確認いただけます。また、各授業日の2日または3日前にリマインダーメールをお送りいたします。
◦講師とのやりとりや資料の配付、講座に関する運営からのお知らせ等は、Google社が提供する学習管理アプリケーション「Googleクラスルーム」から行います。クラスルームにつきましては、受講決定時に別途招待メールが届きますので、そちらからご参加ください。
◦クラスルームの使い方についてはこちらをご覧ください。
◦アーカイブはマイページ内「受講状況」からご覧いただけるほか、本ページ下部の「授業スケジュール」およびクラスルームからもご覧いただけます。
◦ディセミネでの初回受講時に送られる招待メールを承認することで、Googleカレンダーと自動で同期が可能です。是非ともお使いください。

授業予定
心理学とは何か——History of Psychology
第2回 2026年8月5日(水)19:30〜21:00
心理学の主要理論——Major Schools of Thought
第3回 2026年8月19日(水)19:30〜21:00
認知心理学——Cognition and Thinking
第4回 2026年9月2日(水)19:30〜21:00
発達・人格心理学——Development and Personality
第5回 2026年9月16日(水)19:30〜21:00
社会・臨床心理学——Social Psychology and Mental Health
第6回 2026年9月30日(水)19:30〜21:00
心理学英語を自分で読む——From Curiosity to Independent Reading
※ 授業の進捗等により予定が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
こんな人におすすめ
心理学の英語文献を自力で読めるようになりたい方
日本語の教科書だけではなく、原文に近い形で心理学を学びたい方
認知心理学や社会心理学などの基本概念を体系的に理解したい方
英語版Wikipediaや海外の事典を活用した知的探究に関心のある方
「話せる英語」だけでなく「読める英語」を身につけたい方
英語学習と心理学の両方に関心のある方
講師情報

授業スケジュール
次回開催
2026年7月22日 19:30 〜 21:00
第1回 心理学とは何か——History of Psychology
参加可能人数: 無制限2026年8月5日 19:30 〜 21:00
第2回 心理学の主要理論——Major Schools of Thought
2026年8月19日 19:30 〜 21:00
第3回 認知心理学——Cognition and Thinking
2026年9月2日 19:30 〜 21:00
第4回 発達・人格心理学——Development and Personality
2026年9月16日 19:30 〜 21:00
第5回 社会・臨床心理学——Social Psychology and Mental Health
2026年9月30日 19:30 〜 21:00
第6回 心理学英語を自分で読む——From Curiosity to Independent Reading
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