基礎から学ぶ宗教——「世界のいま」を捉えるために②[イスラーム、仏教、神道]
開講期間: 2025年9月27日 〜 2025年12月6日
隔週土曜日10:30〜12:00
難易度: 入門※ 難易度についてはこちらを参照ください。
内容紹介
皆さんは宗教という言葉についてどんなイメージを持っていますか?テレビをつければ日々、様々な宗教に関するトピックがニュースの話題になっていることから、なんだか怪しい、危ないというイメージを持つ人も少なくないようです。
一方で、世界に目を向ければキリスト教だけでも23億人、日本人のほぼ20倍の人数の信徒が存在していますし、現在18億人と言われるイスラム教徒は今後も増えていくと言われています。また、お隣の中国でもキリスト教を信仰する人が日々増えており、2030年代には人口の20%がキリスト教徒になるのではという予想まで立てられています。ではなぜ科学技術の発達した現代に、信仰を持つ人がこんなに多くいるのでしょうか?
実のところ、宗教は古代から近代に至るまで世界の社会、文化をリードしてきたいわば我々の社会の親とも言うべき存在です。宗教から生まれた言葉やルール、政治体制がそのまま現代にも通用している場面は多く見られます。(例えば日本でも「不思議」や「三昧」、「意識」など仏教語が元となった言葉は数えられない程存在しますし、神道において皇室のルーツがカミに由来するとされていることは多くの人が知るところでしょう。また、トランプ大統領の強固な支持母体となっているキリスト教福音派について近年耳にするようになったという方も多いかもしれません。)そのため宗教的な問題は世界中で大きな関心をもって取り上げられ、それに関する知識の重要性も年々高まっていると言える状況ですが、一方で日本では比較的関心を持たれない傾向にあり、現状では公的な学習機会も高校倫理の授業(選択制)のみとなっています。
本講座ではそれぞれの信仰に関する基礎知識を確認し、その現代社会に与える影響について考える中で、皆さんが宗教的な問題に向き合う際の姿勢を培うことを目指します。また、様々な宗教芸術作品や建築についても適宜紹介します。
宗教やその歴史についての基礎知識が身につくと報道の見方も変わってきます。世の中の様々な問題について考えるためにも、まずは宗教について知ることから始めてみませんか?
本講座は全13回で構成されており、前半部分となる7回では主に宗教に関する総論及びユダヤ教、キリスト教についてを取り上げました(基礎から学ぶ宗教——「世界のいま」を捉えるために①[宗教とは何か、ユダヤ教、キリスト教])。後半となる本講座ではイスラーム、仏教、神道について順に取り上げていきます。前半、後半通しで受講頂けるとより理解が深まるように構成されていますが、どちらかのみの受講も可能です。
※本講座は2023年に開講された「宗教学入門―宗教(学)とは何か、ユダヤ教、キリスト教」にその後の研究や報道を付け加えて一部再構成したものであり、基本的な内容に大きな変更はありません。2023年の講座にご参加いただいた方はご注意下さい。
※授業ではスライドを使って画像を紹介することがあります。ただし、権利上の都合により作品画像を直接提示することができない場合が多くあります。その場合、チャット欄で他サイトへのリンクをお知らせする形で対応いたします。
第1、2回はイスラーム(イスラム教)についてお話します。テロ等の報道から怖いイメージを抱く方も多いかもしれませんが、実のところイスラームは決して怖い宗教ではなく、後発の一神教ならではの合理性と包容力を持った教えです。その合理性は法体系として市民生活を円滑に保つ役割を果たし、そしてそれゆえに、政教分離や新しい社会制度の導入が難しいと言うジレンマをもはらんでいます。
第3、4、5回は仏教を扱います。知っているようで知らないことも多い仏教ですが、その内実を見ると人間心理についての非常に深い洞察があり、我々の心に沿う所が多くあります。また、ブッダというひとりの祖師の産んだ信仰ではありますが、国内だけでも「仏教」と一まとまりにするのがおかしく思えるほど多彩なバリエーションにあふれています。本講義ではそれぞれの意義をブッダの仏教との関係性から解き明かして行きます。
第6回では神道を扱います。日本の神話として読み継がれ「因幡の白兎」や「ヤマタノオロチ退治」等が含まれる『古事記』は非現実的な話だと思われるかもしれませんが、そこからは当時の政権の様々な思惑を読み取ることができます。本講義では日本古代史も交えて神道の発達とその意図についてお話していきます。
宗教の関わる様々な問題について考えるためにも、まずは宗教について知ることから始めてみませんか?
※受講者はアーカイブ(録画)の視聴が可能です。リアルタイムで授業に参加できない場合も見逃しなく受講できます。
※途中参加の場合も、全授業のアーカイブ動画をご覧いただけます。
※アーカイブ動画は、講座の受付終了から1年間視聴可能です。
↓
2. 開講&受講の決定
↓
3. リアルタイムで授業に参加/アーカイブを見る/クラスルームから資料にアクセス
一方で、世界に目を向ければキリスト教だけでも23億人、日本人のほぼ20倍の人数の信徒が存在していますし、現在18億人と言われるイスラム教徒は今後も増えていくと言われています。また、お隣の中国でもキリスト教を信仰する人が日々増えており、2030年代には人口の20%がキリスト教徒になるのではという予想まで立てられています。ではなぜ科学技術の発達した現代に、信仰を持つ人がこんなに多くいるのでしょうか?
実のところ、宗教は古代から近代に至るまで世界の社会、文化をリードしてきたいわば我々の社会の親とも言うべき存在です。宗教から生まれた言葉やルール、政治体制がそのまま現代にも通用している場面は多く見られます。(例えば日本でも「不思議」や「三昧」、「意識」など仏教語が元となった言葉は数えられない程存在しますし、神道において皇室のルーツがカミに由来するとされていることは多くの人が知るところでしょう。また、トランプ大統領の強固な支持母体となっているキリスト教福音派について近年耳にするようになったという方も多いかもしれません。)そのため宗教的な問題は世界中で大きな関心をもって取り上げられ、それに関する知識の重要性も年々高まっていると言える状況ですが、一方で日本では比較的関心を持たれない傾向にあり、現状では公的な学習機会も高校倫理の授業(選択制)のみとなっています。
本講座ではそれぞれの信仰に関する基礎知識を確認し、その現代社会に与える影響について考える中で、皆さんが宗教的な問題に向き合う際の姿勢を培うことを目指します。また、様々な宗教芸術作品や建築についても適宜紹介します。
宗教やその歴史についての基礎知識が身につくと報道の見方も変わってきます。世の中の様々な問題について考えるためにも、まずは宗教について知ることから始めてみませんか?
本講座は全13回で構成されており、前半部分となる7回では主に宗教に関する総論及びユダヤ教、キリスト教についてを取り上げました(基礎から学ぶ宗教——「世界のいま」を捉えるために①[宗教とは何か、ユダヤ教、キリスト教])。後半となる本講座ではイスラーム、仏教、神道について順に取り上げていきます。前半、後半通しで受講頂けるとより理解が深まるように構成されていますが、どちらかのみの受講も可能です。
※本講座は2023年に開講された「宗教学入門―宗教(学)とは何か、ユダヤ教、キリスト教」にその後の研究や報道を付け加えて一部再構成したものであり、基本的な内容に大きな変更はありません。2023年の講座にご参加いただいた方はご注意下さい。
※授業ではスライドを使って画像を紹介することがあります。ただし、権利上の都合により作品画像を直接提示することができない場合が多くあります。その場合、チャット欄で他サイトへのリンクをお知らせする形で対応いたします。
各回内容
ここまで本講座の前半部分ではユダヤ教、キリスト教を取り上げてきました。後半ではイスラーム、仏教、神道を順に取り上げていきます。第1、2回はイスラーム(イスラム教)についてお話します。テロ等の報道から怖いイメージを抱く方も多いかもしれませんが、実のところイスラームは決して怖い宗教ではなく、後発の一神教ならではの合理性と包容力を持った教えです。その合理性は法体系として市民生活を円滑に保つ役割を果たし、そしてそれゆえに、政教分離や新しい社会制度の導入が難しいと言うジレンマをもはらんでいます。
第3、4、5回は仏教を扱います。知っているようで知らないことも多い仏教ですが、その内実を見ると人間心理についての非常に深い洞察があり、我々の心に沿う所が多くあります。また、ブッダというひとりの祖師の産んだ信仰ではありますが、国内だけでも「仏教」と一まとまりにするのがおかしく思えるほど多彩なバリエーションにあふれています。本講義ではそれぞれの意義をブッダの仏教との関係性から解き明かして行きます。
第6回では神道を扱います。日本の神話として読み継がれ「因幡の白兎」や「ヤマタノオロチ退治」等が含まれる『古事記』は非現実的な話だと思われるかもしれませんが、そこからは当時の政権の様々な思惑を読み取ることができます。本講義では日本古代史も交えて神道の発達とその意図についてお話していきます。
宗教の関わる様々な問題について考えるためにも、まずは宗教について知ることから始めてみませんか?
※受講者はアーカイブ(録画)の視聴が可能です。リアルタイムで授業に参加できない場合も見逃しなく受講できます。
※途中参加の場合も、全授業のアーカイブ動画をご覧いただけます。
※アーカイブ動画は、講座の受付終了から1年間視聴可能です。
◆受講の流れ◆
1. お申し込み↓
2. 開講&受講の決定
↓
3. リアルタイムで授業に参加/アーカイブを見る/クラスルームから資料にアクセス
◦リアルタイム授業への参加URLは、受講決定時に自動送信されるメールに記載されている他、クラスルーム(下記)、マイページ内「ダッシュボード」からもご確認いただけます。また、各授業日の2日または3日前にリマインダーメールをお送りいたします。
◦講師とのやりとりや資料の配付、講座に関する運営からのお知らせ等は、Google社が提供する学習管理アプリケーション「Googleクラスルーム」から行います。クラスルームにつきましては、受講決定時に別途招待メールが届きますので、そちらからご参加ください。
◦クラスルームの使い方についてはこちらをご覧ください。
◦アーカイブはマイページ内「受講状況」からご覧いただけるほか、本ページ下部の「授業スケジュール」およびクラスルームからもご覧いただけます。
◦ディセミネでの初回受講時に送られる招待メールを承認することで、Googleカレンダーと自動で同期が可能です。是非ともお使いください。

授業予定
第1回 2025年9月27日(土)10:30〜12:00
第2回 2025年10月11日(土)10:30〜12:00
第3回 2025年10月25日(土)10:30〜12:00
第4回 2025年11月8日(土)10:30〜12:00
第5回 2025年11月22日(土)10:30〜12:00
第6回 2025年12月6日(土)10:30〜12:00
イスラーム①
第2回 2025年10月11日(土)10:30〜12:00
イスラーム②
第3回 2025年10月25日(土)10:30〜12:00
仏教①
第4回 2025年11月8日(土)10:30〜12:00
仏教②
第5回 2025年11月22日(土)10:30〜12:00
仏教③
第6回 2025年12月6日(土)10:30〜12:00
神道
※ 授業の進捗等により予定が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
こんな人におすすめ
宗教について学んでみたい人
現代における宗教の役割を考えてみたい人
現代における宗教の役割を考えてみたい人
講師情報

授業スケジュール
次回開催
2025年9月27日 10:30 〜 12:00
第1回 イスラーム①
参加可能人数: 無制限2025年10月11日 10:30 〜 12:00
第2回 イスラーム②
2025年10月25日 10:30 〜 12:00
第3回 仏教①
2025年11月8日 10:30 〜 12:00
第4回 仏教②
2025年11月22日 10:30 〜 12:00
第5回 仏教③
2025年12月6日 10:30 〜 12:00
第6回 神道
基礎から学ぶ宗教——「世界のいま」を捉えるために②[イスラーム、仏教、神道]
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