基礎から学ぶ宗教——「世界のいま」を捉えるために①[宗教とは何か、ユダヤ教、キリスト教]
開講期間: 2025年5月31日 〜 2025年8月23日
隔週土曜日10:30〜12:00
難易度: 入門※ 難易度についてはこちらを参照ください。
内容紹介
皆さんは宗教という言葉についてどんなイメージを持っていますか?テレビをつければ日々、様々な宗教に関するトピックがニュースの話題になっていることから、なんだか怪しい、危ないというイメージを持つ人も少なくないようです。
一方で、世界に目を向ければキリスト教だけでも23億人、日本人のほぼ20倍の人数の信徒が存在していますし、現在18億人と言われるイスラム教徒は今後も増えていくと言われています。また、お隣の中国でもキリスト教を信仰する人が日々増えており、2030年代には人口の20%がキリスト教徒になるのではという予想まで立てられています。ではなぜ科学技術の発達した現代に、信仰を持つ人がこんなに多くいるのでしょうか?
実のところ、宗教は古代から近代に至るまで世界の社会、文化をリードしてきたいわば我々の社会の親とも言うべき存在です。宗教から生まれた言葉やルール、政治体制がそのまま現代にも通用している場面は多く見られます。(例えば日本でも「不思議」や「三昧」、「意識」など仏教語が元となった言葉は数えられない程存在しますし、神道において皇室のルーツがカミに由来するとされていることは多くの人が知るところでしょう。また、トランプ大統領の強固な支持母体となっているキリスト教福音派について近年耳にするようになったという方も多いかもしれません。)そのため宗教的な問題は世界中で大きな関心をもって取り上げられ、それに関する知識の重要性も年々高まっていると言える状況ですが、一方で日本では比較的関心を持たれない傾向にあり、現状では公的な学習機会も高校倫理の授業(選択制)のみとなっています。
本講座ではそれぞれの信仰に関する基礎知識を確認し、その現代社会に与える影響について考える中で、皆さんが宗教的な問題に向き合う際の姿勢を培うことを目指します。また、様々な宗教芸術作品や建築についても適宜紹介します。
宗教やその歴史についての基礎知識が身につくと報道の見方も変わってきます。世の中の様々な問題について考えるためにも、まずは宗教について知ることから始めてみませんか?
本講座は全14回を予定しており、前半部分となる7回では主に宗教に関する総論及びユダヤ教、キリスト教について、後半部分7回ではイスラーム、仏教、神道について順に取り上げていきます。前半、後半通しで受講頂けるとより理解が深まるように構成されていますが、どちらかのみの受講も可能となっています。
※本講座は2023年に開講された「宗教学入門―宗教(学)とは何か、ユダヤ教、キリスト教」にその後の研究や報道を付け加えて一部再構成したものであり、基本的な内容に大きな変更はありません。2023年の講座にご参加いただいた方はご注意下さい。
※授業ではスライドを使って画像を紹介することがあります。ただし、権利上の都合により作品画像を直接提示することができない場合が多くあります。その場合、チャット欄で他サイトへのリンクをお知らせする形で対応いたします。
初回はガイダンスを兼ねて、普段の生活に宗教がどのように浸透しているかや哲学者・九鬼周造の思想について紹介した上で、我々が宗教とどのように向き合えば良いか提案します。また、宗教学の枠組みやその知見についても適宜紹介します。
第2回 ユダヤ教①
ユダヤ教の成り立ちとその核となるトーラー(タウラート、旧約聖書)について主に紹介します。その中でユダヤ教の成立する土壌となった当時の多神教、及びユダヤ教から生まれたキリスト教、イスラームとも適宜比較整理しながら講義を進めます。
第3回 ユダヤ教②
ユダヤ教のその後の迫害の歴史、及び現在のユダヤ教徒の状況について主に紹介します。また、イスラエルという国家とエルサレムという都市の複雑性についても地図を見ながら確認していきます。
第4回 キリスト教①
キリスト教の成り立ちとその核となる新約聖書について主に紹介します。その中でイエス・キリストの生涯と彼に対抗した勢力、またイエスの後継者たちの活動について確認します。
第5回 キリスト教②
カトリック、正教会、プロテスタントといったキリスト教の主流となる各教派について、それぞれの成り立ちと相違点を確認します。また、それぞれの重要な歴史的事件や現代政治に与える影響についても解説します。
第6回 キリスト教③
前回から引き続き、各教派を取り巻く状況について確認しながらキリスト教における偶像崇拝や戦争、終末論といったテーマについて考察していきます。
第7回 宗教と建築
キリスト教建築を中心に、西洋における大型建築の名作を紹介しながらその系統と歴史について解説していきます。日本と西洋の街並みや建築の比較も適宜行います。
※受講者はアーカイブ(録画)の視聴が可能です。リアルタイムで授業に参加できない場合も見逃しなく受講できます。
※途中参加の場合も、全授業のアーカイブ動画をご覧いただけます。
※アーカイブの視聴可能期間は、講座終了から1年間です。
↓
2. 開講&受講の決定
↓
3. リアルタイムで授業に参加/アーカイブを見る/クラスルームから資料にアクセス
一方で、世界に目を向ければキリスト教だけでも23億人、日本人のほぼ20倍の人数の信徒が存在していますし、現在18億人と言われるイスラム教徒は今後も増えていくと言われています。また、お隣の中国でもキリスト教を信仰する人が日々増えており、2030年代には人口の20%がキリスト教徒になるのではという予想まで立てられています。ではなぜ科学技術の発達した現代に、信仰を持つ人がこんなに多くいるのでしょうか?
実のところ、宗教は古代から近代に至るまで世界の社会、文化をリードしてきたいわば我々の社会の親とも言うべき存在です。宗教から生まれた言葉やルール、政治体制がそのまま現代にも通用している場面は多く見られます。(例えば日本でも「不思議」や「三昧」、「意識」など仏教語が元となった言葉は数えられない程存在しますし、神道において皇室のルーツがカミに由来するとされていることは多くの人が知るところでしょう。また、トランプ大統領の強固な支持母体となっているキリスト教福音派について近年耳にするようになったという方も多いかもしれません。)そのため宗教的な問題は世界中で大きな関心をもって取り上げられ、それに関する知識の重要性も年々高まっていると言える状況ですが、一方で日本では比較的関心を持たれない傾向にあり、現状では公的な学習機会も高校倫理の授業(選択制)のみとなっています。
本講座ではそれぞれの信仰に関する基礎知識を確認し、その現代社会に与える影響について考える中で、皆さんが宗教的な問題に向き合う際の姿勢を培うことを目指します。また、様々な宗教芸術作品や建築についても適宜紹介します。
宗教やその歴史についての基礎知識が身につくと報道の見方も変わってきます。世の中の様々な問題について考えるためにも、まずは宗教について知ることから始めてみませんか?
本講座は全14回を予定しており、前半部分となる7回では主に宗教に関する総論及びユダヤ教、キリスト教について、後半部分7回ではイスラーム、仏教、神道について順に取り上げていきます。前半、後半通しで受講頂けるとより理解が深まるように構成されていますが、どちらかのみの受講も可能となっています。
※本講座は2023年に開講された「宗教学入門―宗教(学)とは何か、ユダヤ教、キリスト教」にその後の研究や報道を付け加えて一部再構成したものであり、基本的な内容に大きな変更はありません。2023年の講座にご参加いただいた方はご注意下さい。
※授業ではスライドを使って画像を紹介することがあります。ただし、権利上の都合により作品画像を直接提示することができない場合が多くあります。その場合、チャット欄で他サイトへのリンクをお知らせする形で対応いたします。
各回内容
第1回 宗教とは何か初回はガイダンスを兼ねて、普段の生活に宗教がどのように浸透しているかや哲学者・九鬼周造の思想について紹介した上で、我々が宗教とどのように向き合えば良いか提案します。また、宗教学の枠組みやその知見についても適宜紹介します。
第2回 ユダヤ教①
ユダヤ教の成り立ちとその核となるトーラー(タウラート、旧約聖書)について主に紹介します。その中でユダヤ教の成立する土壌となった当時の多神教、及びユダヤ教から生まれたキリスト教、イスラームとも適宜比較整理しながら講義を進めます。
第3回 ユダヤ教②
ユダヤ教のその後の迫害の歴史、及び現在のユダヤ教徒の状況について主に紹介します。また、イスラエルという国家とエルサレムという都市の複雑性についても地図を見ながら確認していきます。
第4回 キリスト教①
キリスト教の成り立ちとその核となる新約聖書について主に紹介します。その中でイエス・キリストの生涯と彼に対抗した勢力、またイエスの後継者たちの活動について確認します。
第5回 キリスト教②
カトリック、正教会、プロテスタントといったキリスト教の主流となる各教派について、それぞれの成り立ちと相違点を確認します。また、それぞれの重要な歴史的事件や現代政治に与える影響についても解説します。
第6回 キリスト教③
前回から引き続き、各教派を取り巻く状況について確認しながらキリスト教における偶像崇拝や戦争、終末論といったテーマについて考察していきます。
第7回 宗教と建築
キリスト教建築を中心に、西洋における大型建築の名作を紹介しながらその系統と歴史について解説していきます。日本と西洋の街並みや建築の比較も適宜行います。
※受講者はアーカイブ(録画)の視聴が可能です。リアルタイムで授業に参加できない場合も見逃しなく受講できます。
※途中参加の場合も、全授業のアーカイブ動画をご覧いただけます。
※アーカイブの視聴可能期間は、講座終了から1年間です。
◆受講の流れ◆
1. お申し込み↓
2. 開講&受講の決定
↓
3. リアルタイムで授業に参加/アーカイブを見る/クラスルームから資料にアクセス
◦リアルタイム授業への参加URLは、受講決定時に自動送信されるメールに記載されている他、マイページ内「ダッシュボード」からもご確認いただけます。
◦講師とのやりとりや資料の配付はGoogle社が提供する学習管理アプリケーション「Googleクラスルーム」から行います。クラスルームにつきましては、受講決定時に別途招待メールが届きますので、そちらからご参加ください。
◦アーカイブはマイページ内「受講状況」からご覧いただけるほか、本ページ下部の「授業スケジュール」およびクラスルームからもご覧いただけます。
◦ディセミネでの初回受講時に送られる招待メールを承認することで、Googleカレンダーと自動で同期が可能です。是非ともお使いください。

授業予定
第1回 2025年5月31日(土)10:30〜12:00
第2回 2025年6月14日(土)10:30〜12:00
第3回 2025年6月28日(土)10:30〜12:00
第4回 2025年7月12日(土)10:30〜12:00
第5回 2025年7月26日(土)10:30〜12:00
第6回 2025年8月9日(土)10:30〜12:00
第7回 2025年8月23日(土)10:30〜12:00
基礎から学ぶ宗教——「世界のいま」を捉えるために②[イスラーム、仏教、神道]9月以降開講予定
第1回 イスラーム①
第2回 イスラーム②
第3回 仏教①
第4回 仏教②
第5回 仏教③
第6回 神道①
第7回 神道②
宗教とは何か
第2回 2025年6月14日(土)10:30〜12:00
ユダヤ教①
第3回 2025年6月28日(土)10:30〜12:00
ユダヤ教②
第4回 2025年7月12日(土)10:30〜12:00
キリスト教①
第5回 2025年7月26日(土)10:30〜12:00
キリスト教②
第6回 2025年8月9日(土)10:30〜12:00
キリスト教③
第7回 2025年8月23日(土)10:30〜12:00
宗教と建築
基礎から学ぶ宗教——「世界のいま」を捉えるために②[イスラーム、仏教、神道]9月以降開講予定
第1回 イスラーム①
第2回 イスラーム②
第3回 仏教①
第4回 仏教②
第5回 仏教③
第6回 神道①
第7回 神道②
※ 授業の進捗等により予定が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
こんな人におすすめ
宗教について学んでみたい人
現代における宗教の役割を考えてみたい人
現代における宗教の役割を考えてみたい人
講師情報

授業スケジュール
次回開催
2025年5月31日 10:30 〜 12:00
第1回 宗教とは何か
参加可能人数: 無制限2025年6月14日 10:30 〜 12:00
第2回 ユダヤ教①
2025年6月28日 10:30 〜 12:00
第3回 ユダヤ教②
2025年7月12日 10:30 〜 12:00
第4回 キリスト教①
2025年7月26日 10:30 〜 12:00
第5回 キリスト教②
2025年8月9日 10:30 〜 12:00
第6回 キリスト教③
2025年8月23日 10:30 〜 12:00
第7回 宗教と建築
基礎から学ぶ宗教——「世界のいま」を捉えるために①[宗教とは何か、ユダヤ教、キリスト教]
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