ドゥーリナ・アンナ
歴史学——日本中世史、日本思想史
経歴
2005年ノボシビルスク国立大学人文学部東洋学科卒業。2010年富山大学大学院人文科学研究科修士課程修了。
2013年モスクワ国立総合大学付属アジア・アフリカ諸国大学日本史・日本文化学科大学院博士課程修了(歴史博士)。
2014年よりモスクワ国立総合大学付属アジア・アフリカ諸国大学講師、2019年4月より国際日本文化研究センター外国人研究員を併任。
2020年4月より京都大学大学院文学研究科日本史学・博士後期課程在籍中。
専門分野は、日本中世史、日本思想史。
主要業績
モリス・ジェームズ・ハリー、ドゥーリナ・アンナ「明治三年の高佐村から非人番が登場する「切支丹宗門御改帳」について」『早稲田大学高等研究所紀要』第16号、2024年 (共著)
Hachiman’s multiple identities – from Kami to Bodhisattva (panel: Japan's deities: domestic, imported, and blended), at EAJS, 7th International Conference of the European Association of Japanese Studies (研究発表)2021年8月18日
“Outcasts or people of skills? Inujinin and kawaramono in medieval Japan”, at 16th EAJS International Conference 2021(研究発表)2021年8月25日
「ロシアにおける日本史研究の 現状と動向─中世史を中心に」『日本史研究』705 号、18–31頁(研究論文)2021年5月
「八幡信仰の凡庸化」 韓国・翰林大学日本学研究所(講演)2019 年 10 月
The Conflict between Shinto and Buddhist Identities of the Japanese Combinatory Deities in Engi Texts, The 23rd Asian Studies Conference Japan (ASCJ) at Saitama University(口頭発表)2019年6月
『八幡神の変貌─軍神か慈悲の菩薩か−中世日本における八幡信仰の形成と発展』 日本文化研究新シリーズ 5、モスクワ、クルーグ出版社、2018 年、全 284 頁(ロシア語)
メッセージ
歴史を学ぶにはさまざまな史料を分析する必要があります。昔の言葉で書かれた文献を読み解きながら、過去の人々の心や思想の理解に近づけることは、歴史研究の一つの楽しみだと思います。私の講座では、その楽しみが皆さんと共有できるように努めて行きたいと思います。