ドイツ語で読む哲学[2024年秋]

開講期間: 2024年09月29日 2024年12月08日

隔週日曜日13:00〜15:30頃

入門★★★

講義の開催が決定しました

講義回数6 回

受講料28,800 円

受講者数3(最低開講人数: 2)


内容紹介

この講座では、ドイツのレクラム出版社より刊行されている『哲学の基本概念(Grundbegriffe der Philosophie)』(書誌情報は下記)を、ドイツ語でみなさんと一緒に読みすすめていきます。

この本は、ドイツの代表的な哲学研究者たちが、「Existenz(実存)」、「Freiheit(自由)」、「Werte(価値)」といった哲学の基本的な概念について1つにつき数ページで解説する、というものです。比較的平易な言葉でコンパクトに情報がまとめられており、抽象度が高い内容であるにもかかわらず読みやすい、お手本のようなドイツ語の文で構成されています。この本を原文で読むことによって、ドイツ語の読解力を高めるとともに、様々な哲学の基本的な概念についても学ぶことができます。

たとえば、「Philosophie(哲学)」の項目をみてみると、たんなる辞書や事典とはちがって、この概念の意味ばかりではなく、その歴史的な変遷が丁寧に解説されています。

多くの哲学書は、読者がそのような前提知識をもっているものとして書かれていますので、この『哲学の基本概念』を読んでおくことは、他の哲学書の読解にとってもおおいに有益であるはずです。また、この本には翻訳書がありませんが、翻訳のない文章を読むことによってドイツ語の「底力」が身につくでしょう。

■講座の難易度と進め方■

ドイツ語のレベルとしては、ひととおり初級文法を学び終えていることを想定しています。「いちおうやったけど、自信はない…」というひとでも大丈夫です。受講者全員の語学力が完全に一致するということはありえませんので、進むスピードが速くなったり、遅くなったりすることがあることについてはご理解ください。哲学のレベルとしては、初級〜中級を想定しています。

講座は、以下のように進めていきます。

【事前準備】

・受講者の希望を確認したうえで読む箇所を決める。
・受講者のレベルに応じて、翻訳の担当箇所を決める。

※今期の初回は「Freiheit(自由)」を読みますので、各自ご準備ください。2回目以降の項目については授業内で相談して決定します。


【講座当日】

・受講者に音読と訳読をしてもらう。
・講師が文法や内容について解説する。

※マイクが必要になりますのでご準備ください(カメラによる顔出しは任意とします)。

※1回の講座につき、1つの概念に関する箇所を読み終えることを目標とします。そのため、終了時間が前後することがあります。

※欠席する場合やネットの回線状況が悪かったときのためにアーカイブ動画を残します。ただし、出席が前提の講座となりますのでアーカイブのみでの受講はお断りいたします。受講決定後の返金等もいたしかねますので、あらかじめご了承下さい。欠席する場合は、なるべく事前にお知らせ下さい。

※開講後にお申し込みいただいた方には、それまでに開講された授業のアーカイブ動画を見れるよう手続きいたします。


★テキスト★

Stefan Jordan und Christian Nimtz (Hrsg.), Grundbegriffe der Philosophie, Ditzingen: Reclam, 2019.

出版社の紹介ページ:https://www.reclam.de/detail/978-3-15-019630-4/Grundbegriffe_der_Philosophie

Amazon(日本)での購入ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B07YBJQ5V8/


※著作権の都合上、各自ご購入のうえご参加ください。
※日本のAmazonでもペーパーバック版、Kindle版を購入することができます。講座開始まで時間がない場合は、すぐに読めるKindle版をおすすめします。もし講座開始に間に合わなかったりする場合は、ドイツ語講座お問い合わせフォームよりご相談ください。
※本の内容や難易度を確認したい場合、amazon.jpにおいてKindle版のサンプルを読むことができますのでご利用ください。

■これまでに読んだ項目と読む項目の決め方■

これまでの講座では、下記の項目を読んできました。基本的には、これまでに読んだことのない項目のなかから、受講者の希望を確認したうえで、読む項目を決めます。どのような項目があるかについては、出版社ウェブサイトで公開されているInhaltsverzeichnis(目次)をご参照ください。

・Aristotelismus(アリストテレス主義)
・Bewusstsein/Selbstbewusstsein(意識/自己意識)
・Kritische Theorie(批判理論)
・Philosophie(哲学)
・Platonismus(プラトン主義)
・Verstehen(理解)

◆受講の流れ◆

1. お申し込み

2. 開講&受講の決定

3. リアルタイムで授業に参加

◦リアルタイム授業への参加URLは、受講決定時に自動送信されるメールに記載されている他、マイページ内「ダッシュボード」からもご確認いただけます。

◦講師とのやりとりや資料の配付等は、Google社が提供する学習管理アプリケーション「Googleクラスルーム」から行います。クラスルームにつきましては、受講決定時に別途招待メールが届きますので、そちらからご参加ください。

◦本講座は自動でのアーカイブ動画の公開はありません。欠席する場合やその他不具合が生じた場合は、講師もしくは運営までご連絡ください。

◦ディセミネでの初回受講時に送られる招待メールを承認することで、Googleカレンダーと自動で同期が可能です。是非ともお使いください。

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授業予定

第1回 2024年9月29日(日)13:00〜15:30頃

Freiheit(自由)


第2回 2024年10月13日(日)13:00〜15:30頃

開講後に決定


第3回 2024年10月27日(日)13:00〜15:30頃

開講後に決定


第4回 2024年11月10日(日)13:00〜15:30頃

開講後に決定


第5回 2024年11月24日(日)13:00〜15:30頃

開講後に決定


第6回 2024年12月8日(日)13:00〜15:30頃

開講後に決定

※ 授業の進捗等により予定が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

こんな人におすすめ

ドイツ語で哲学書を読んでみたい/読めるようになりたい人
ドイツ語の読解力を付けたい人
哲学の基礎を学びたい人
大学院の受験を予定している人

講師情報

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峯尾幸之介

哲学・美学——特にミュンヘン現象学派のモーリッツ・ガイガーを中心とする現象学と現象学的美学

講師情報の詳細を見る ▶


授業スケジュール

  • 2024年09月29日 13:00 〜 15:30

    第1回 Freiheit(自由)

    参加可能人数: 無制限
     
    アーカイブ準備中
  • 次回開催

    2024年10月13日 13:00 〜 15:30

    第2回 開講後に決定

    参加可能人数: 無制限
     
  • 2024年10月27日 13:00 〜 15:30

    第3回 開講後に決定

     
  • 2024年11月10日 13:00 〜 15:30

    第4回 開講後に決定

     
  • 2024年11月24日 13:00 〜 15:30

    第5回 開講後に決定

     
  • 2024年12月08日 13:00 〜 15:30

    第6回 開講後に決定

     

ドイツ語で読む哲学[2024年秋]

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