宗教学入門——イスラーム、仏教、神道

隔週日曜日10:00〜11:30(次の月曜日が祝日の場合その月曜日)

入門★☆☆

講義の開催が決定しました

講義回数7 回

受講料13,720 円

現在の受講者数20(最低開講人数: 3)


内容紹介

皆さんは宗教という言葉についてどんなイメージを持っていますか?テレビをつければ日々、様々な宗教に関するトピックがニュースの話題になっていることから、なんだか怪しい、危ないというイメージを持つ人も少なくないようです。

一方で、世界に目を向ければキリスト教だけでも23億人、日本人のほぼ20倍の人数の信徒が存在していますし、現在18億人と言われるイスラム教徒は今後も増えていくと言われています。また、お隣の中国でもキリスト教を信仰する人が日々増えており、2030年代には人口の20%がキリスト教徒になるのではという予想まで立てられています。ではなぜ科学技術の発達した現代に、信仰を持つ人がこんなに多くいるのでしょうか?

実のところ、宗教は古代から近代に至るまで世界の社会、文化をリードしてきたいわば我々の社会の親とも言うべき存在です。宗教から生まれた言葉やルール、政治体制がそのまま現代にも通用している場面は多く見られます。例えば日本でも「不思議」や「三昧」、「意識」など仏教語が元となった言葉は数えられない程存在しますし、神道において皇室のルーツがカミに由来するとされていることは多くの人が知るところでしょう。

そのため宗教的な問題は世界中で大きな関心をもって取り上げられ、それに関する知識の重要性も年々高まっていると言える状況ですが、一方で日本では比較的関心を持たれない傾向にあり、現状では公的な学習機会も高校倫理の授業(選択制)のみとなっています。本講義ではそれぞれの信仰に関する基礎知識を確認し、その現代社会に与える影響について考える中で、皆さんが宗教的な問題に向き合う際の姿勢を培うことを目指します。また、様々な宗教芸術作品や建築についても適宜紹介します。

ここまで本講座の前半部分ではユダヤ教、キリスト教を取り上げてきました。後半ではイスラーム、仏教、神道を順に取り上げていきます。

第1、2回はイスラーム(イスラム教)についてお話します。テロ等の報道から怖いイメージを抱く方も多いかもしれませんが、実のところイスラームは決して怖い宗教ではなく、後発の一神教ならではの合理性と包容力を持った教えです。その合理性は法体系として市民生活を円滑に保つ役割を果たし、そしてそれゆえに、政教分離や新しい社会制度の導入が難しいと言うジレンマをもはらんでいます。

第3、4、5回は仏教を扱います。知っているようで知らないことも多い仏教ですが、その内実を見ると人間心理についての非常に深い洞察があり、我々の心に沿う所が多くあります。また、ブッダというひとりの祖師の産んだ信仰ではありますが、国内だけでも「仏教」と一まとまりにするのがおかしく思えるほど多彩なバリエーションにあふれています。本講義ではそれぞれの意義をブッダの仏教との関係性から解き明かして行きます。

第6、7回では神道を扱います。日本の神話として読み継がれ「因幡の白兎」や「ヤマタノオロチ退治」等が含まれる『古事記』は非現実的な話だと思われるかもしれませんが、そこからは当時の政権の様々な思惑を読み取ることができます。本講義では日本古代史も交えて神道の発達とその意図についてお話していきます。

宗教の関わる様々な問題について考えるためにも、まずは宗教について知ることから始めてみませんか?

※「宗教(学)とは何か、ユダヤ教、キリスト教」編を受けていない方も受講可能です。

※受講者はアーカイブ(録画)の視聴が可能です。一部の回に参加のご都合がつかない場合も、見逃しなく受講できます。

※アーカイブの視聴可能期間は、講座終了から1年間です。


◆受講の流れ

1. お申し込み

2. 開講&受講の決定

3. リアルタイムで授業に参加/アーカイブを見る/クラスルームから資料にアクセス

◦リアルタイム授業への参加URLは、受講決定時に自動送信されるメールに記載されている他、マイページ内「ダッシュボード」からもご確認いただけます。

◦資料はGoogle社が提供する学習管理アプリケーション「Googleクラスルーム」から配布いたします。クラスルームにつきましては、受講決定時に送られるメール(「Googleクラスルームにご参加ください」)をご確認下さい。

◦アーカイブはマイページ内「受講状況」からご覧いただけるほか、本ページ下部の「授業スケジュール」およびクラスルームからもご覧いただけます。

◦ディセミネでの初回受講時に送られる招待メールを承認することで、Googleカレンダーと自動で同期が可能です。是非ともお使いください。

...

授業予定

第1回 1月28日(日)10:00〜11:30
 イスラーム①

第2回 2月12日(月・祝)10:00〜11:30(2/12)
 イスラーム②

第3回 2月25日(日)10:00〜11:30
 仏教①

第4回 3月10日(日)10:00〜11:30
 仏教②

第5回 3月24日(日)10:00〜11:30
 仏教③

第6回 4月7日(日)10:00〜11:30
 神道①

第7回 4月21日(日)10:00〜11:30
 神道②

「宗教(学)とは何か、ユダヤ教、キリスト教」編(終了)
第0回 ガイダンス
第1回 宗教とは何か
第2回 ユダヤ教①
第3回 ユダヤ教②
第4回 キリスト教①
第5回 キリスト教②
第6回 キリスト教③
第7回 宗教と建築

「宗教(学)とは何か、ユダヤ教、キリスト教」編のアーカイブはこちら
https://disseminer.jp/courses/6

※ 開講1週間前までは予定が変更される可能性があります。現時点での予定はページ下部にある各授業の内容を参照ください。

こんな人におすすめ

宗教について学んでみたい人
現代における宗教の役割を考えてみたい人

講師情報

...

栗山はるな

1986年京都市生まれ。京都大学農学部卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程指導認定退学。
専門は日本近代哲学と宗教の関係について。

講師情報の詳細を見る ▶


授業スケジュール


宗教学入門——イスラーム、仏教、神道

受講を申し込む